【失敗しないトンカツレシピ】2度揚げしないでも美味しくできる!

どうしても家で美味しいトンカツを食べたい!!

トンカツの何がいいって、安い豚肉でも相当美味しくなることじゃないでしょうか。100g100円の豚肉でも全然OKです。むしろ普通のレストランより良い肉の可能性は十分あります。そんなわけで、しょっちゅう家で作ってます。トンカツ。

ところで筆者、割と普通の料理やおつまみ作りは毎日やってますが、基本的に料理素人です。そのため

『ネットに転がってるレシピの通り作ったのに、なんかうまくいかないんですけど!!』

という経験がある方々の悲しみが痛いほどわかります。。トンカツ、これまで何度失敗してきたことか…(遠い目)

特にですね、揚げ物系のレシピは曖昧なものが多い気がします。揚げ物で重要なのは

①油の温度

②揚げる時間

③素材の厚さ

といったところでしょうか。それなのに、これらを明記しないレシピが大多数を占めます。なんで教えてくれないんでしょう…こんなに困ってるのに…^^; 最近のガスコンロは温度キープ機能がついているものも多いので、時間をはぐらかす必要は無いと思うんです。泡の音がチリチリになったら揚げ時、とか一般人には難し過ぎやしませんか。。

そんなわけで、肉ミュージシャン情報局ではきっちりと油の温度・揚げ時間を明記します!

失敗しないトンカツレシピ(2度揚げしません)

先にレシピを載せちゃいますね。なぜこういう調理になったのか詳しく知りたい方は、後半をお読みください。長くなってしまったので…w

通常の調理過程には特殊な注意事項は無いので、ほぼノータッチです。

揚げる直前までの準備

※豚ロースでも豚ヒレでもOK!

①を好きな厚さ(1cm-2.5cm程度)に切る・買ってくる

②塩を割と多めに振る(表裏)

③小麦粉をつける

④溶き卵につける(卵は完全に混ぜる

パン粉を「これでもかっ!」とつける

写真左:肩ロース 写真右:ヒレ

パン粉には粗挽きこしょうを少し混ぜておくとちょっぴり幸せになれます。お肉は3cm以内にしましょう。火が通るのに時間がかかりすぎて、3枚以上作る際は少々面倒です。

さあ、ここからが本番です。肉の厚さによって揚げ時間が変わります!!

 

揚げ方:肉厚1㎝の場合

油の温度は『180度』

②パン粉を付けてからすぐ投入

③揚げ時間は『1分30秒~2分』

④油から取り上げて『3分』縦置きにして放置⇒超重要!!(蓋はしない)

⑤ちょうどいい大きさに切って完成!

揚げ方:肉厚2cm-2.5cmの場合

①油の温度は『180度』

②パン粉を付けてからすぐ投入

③揚げ時間は『6~7分』

④油から取り上げて『7~8分』縦置きにして放置⇒超重要!!(蓋はしない)

⑤ちょうどいい大きさに切って完成!

 

余熱:縦置きはこんな感じ

トンカツの厚さはどうやって決める??

薄め(1cm)と厚め(2.5cm)を2日間連続で調理して食べ比べてみたところ、(個人的な)結論がばっちり出ましたのでご報告です。

『1cm』のトンカツ ⇒ ソースに絡む、米に合う!

なんでも厚めだとゴージャスに見えます…。筆者だけかもしれませんがw しかし、ご飯に合うかとなると話は変わってきます。

噛み応えがありすぎると、実はご飯とはマッチしないことが判明しました。この記事で紹介する揚げ方であればお肉がとっても柔らかくジューシーに仕上がるので『ソースとの相性が最高』&『米との相性が最高』ということがわかるはずです。

定食だったりかつ丼目的の際には、厚すぎない方をおススメします!

※肉がペラペラで衣が厚いパターンのなんちゃってトンカツは当てはまりませんのでご注意を!

超厚め『2.5cm』のトンカツ ⇒ トンカツそのものを味わう。むしろ主食!

外食でトンカツ店に入るとやっぱり気になる『厚切りロースカツ』的なメニューですが、家でも作れるのかなぁと思って今回作ってみた次第です。結果、食卓に並べた時の光景は垂涎を禁じ得ませんでしたw

なんといってもこの噛み応え、圧倒的な肉感、口いっぱいに広がるトンカツ様が家でも食べられる幸せな世界に感謝です。お米を食べるためのおかず、というよりも、トンカツだけで食事が完結するような存在感と言えますね。厚切りの方が肉に対してパン粉が少ないので、実はヘルシーと言えばヘルシーかもです。

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(補足)作る前に知っておいてほしいこと

このレシピの調理方法について、少しだけ詳しく書いています。美味ければ何でもいい!という豪気な方は読み飛ばしてくださいw

余熱って大事!

さて、トンカツを作るうえで起こりやすい失敗ですが、やはり「中身が生だった」「肉が固かった」が圧倒的に多いと思います。

「お肉が固い=揚げすぎ」は間違いありません。(出来る限りお肉の質のせいにはしないようにしましょうw)

しかし逆に「中身が生だった=揚げ時間が短い」とは言い切れません。揚げ時間を延ばしすぎると、パン粉も焦げちゃいます。

じゃあどうすんの?となりますが、油を使わないで火を通す方法があります。それが“余熱”というやつです。つまりトンカツで言うと、一度揚げたらトレイに取り上げて『放置』するだけ。これめっちゃ大事です。

アツアツで食べたいという気持ちもわかるんですが、ヤケドするほど熱いトンカツって食べたことないですよね?(※かつ丼は熱いですよ!)そうなんです、ほとんどの店舗は油からトンカツを上げた後、常温で休ませて余熱で火を通してるんですね。

家で作るなら2度揚げはしなくてもいい!

トンカツに限らず、からあげのレシピでもよく見かける『2度揚げ』ですが、結論を言うと「家庭料理では必要ない」で筆者は落ち着きました。まず、面倒くさいw。そして結構失敗する。固くなりすぎちゃったとか、黒くなっちゃったとか、むしろべちゃべちゃになったとか。

まず2度揚げをする理由なんですが、これも『余熱を上手に使おうぜ!』というのが前提です。調理方法は ①短めに揚げる ②油から出して何分か放置 ③短く揚げる ④完成という流れです。至極、まっとうな調理に見えます。

しかし。

しかし!!

2度揚げしてない有名店も多いんです!!

『2度揚げしないと美味しくできない』みたいなことを色んなレシピや口コミで見てたんで、筆者は2度揚げを盲信してました。でも「何年か前に行った大分の超有名なからあげ専門店は2度揚げしてなかったよな?」と思い出してレシピを調べてみたところ、やっぱり2度揚げしてなかったんです。

からあげとトンカツはもちろん違いますが、肉厚のものを揚げるという意味では近しい調理と言えるのではないでしょうか。

2度揚げという調理は職人さんの特殊技能だと思ってまして、筆者は何度も試してみましたが一朝一夕で素人が出来るものではないと感じました。そんなわけで、簡単&失敗しない方法を取らせていただきました。

最後に

ちなみに筆者は厚め2cmが好きですね!肉肉しいのがたまりません。3cmのも作ってみたんですけど、調理時間が長すぎて後半面倒くさかった。。1-2人用ならいんですけどね、3人分とかになると2-3回揚げてすべて余熱で火を通して…となるので、途中で心が折れますw

揚げ物は面倒に感じる方が多いと思いますが、ぜひぜひこちらのレシピを使ってハッピーなトンカツライフを送ってください!

ビールとハイボールに合うんだな、これが…

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