肉ばっかり食べている肉師匠ですが、やはり旅行や遠征した際は地元の美味しいものだって食べたいわけですよ。
糖質制限?一旦忘れましょう。
だめです。旅行中にウダウダ言うのはw
せっかくなので食べたいものを食べましょうね!
そんなわけで、今回はキャンプ・BBQがてら、富士五湖の河口湖の方に行ってまいりました。
吉田うどんとは?
富士吉田市の郷土料理
すごくざっくり説明すると「富士吉田市」という市が富士山の北東(富士山も入ります)にありまして、そちらの地域の伝統料理でございます。高地ということもあり、もともと稲作に向いていない地域だったようで、小麦を使った主食がメインになっていったそうですね。小麦粉つながりでは“ほうとう”も有名です。筆者、ほうとうも大好きなのでまた記事書きますw
吉田うどんの特徴
そして吉田うどんの最大の特徴は”食感”です。
一般的なうどんを食べる時によく『コシがある』という表現をしますが、本場の吉田うどんはもはやコシがどうこうという次元ではありません。何よりも太い、そして噛み応えがすごい。
さて、前置きはともかく、吉田うどんの超有名店を堪能しましょう!
“たけ川”の『肉うどん(中)450円』
実は筆者、毎年数回は富士五湖周辺でキャンプするんですね。そして1泊した帰りに〆で必ず吉田うどんを食べて帰ります。その中の名店をご紹介!
写真ブレちゃってすいませんw
かなりの人気店なので駐車場(20台くらい?)がかなり混みあいますし、敷地自体も結構狭いですが、お客さんの回転率がいいので満車でもすぐ空きます。複数店舗で共有している駐車場なので、区画の細かい決まりはないようでした。
着席。約40席ほど。ほぼ座敷。
やっぱり安いですねぇ。
席は基本的に相席です。常連の方が多いので、座った瞬間に注文聞かれますw 決まっていなくても笑顔で待っていただけるので焦らず早めに決めちゃいましょう。そして前払いなので、注文直後 or うどんが届いたと当時に店員さんにお金を払います。
肉うどん(中)450円
これは明らかに美味しいオーラがにじみ出ています。主に具材はキャベツとなっていまして、肉は馬肉ですね。
一般的な麺ものは、主役が麺なのかスープなのか非常に難しいことが多いですが、吉田うどんに関しては主役は麺です。麺が主役にしてその店の最大の特徴となります。わかりますかね、この極太麺!
たけ川の麺、めちゃくちゃ噛み応えはありますが、吉田うどんのなかでは比較的麺が噛みやすい方かもしれません。若干。本当に若干w
それにしても小麦の香りがすごくて、甘みもあって本当に美味しい麺です。超固ゆでですが、それでも粉っぽくないんですよねぇ。
最初はそのまま食べていたんですが、席にあった天かすを入れてびっくり。めちゃくちゃ味が変わる!っていうか入れた方が圧倒的に美味しい!!これはすごいです。チェーン店の無料トッピングとはレベルが違います。
そして辛いのが好きな方は、卓上の「すりだね」を使うといい感じですね。吉田うどんのお店には必ずある卓上調味料で、唐辛子と山椒等を混ぜ合わせたものです。めっちゃ辛いので、少しずつ投入しましょうw
※讃岐うどんを食べて「コシがすごいねぇ」という表現を言いたくなりますが、専門家から言わせると讃岐うどんはうどんの中で言えばコシが強い方ではないらしいですね。吉田うどんを基準に考えたら納得です。
本格的にお店は地元にしか無いかも…
太麺好きにはたまらないと思います。吉田うどん。特に、ラーメンやうどんなどを食べるときに、麺に注目される方にぜひ食べていただきたいですね!職人さんの麺へのこだわりが伝わってきます。こういった本気の吉田うどんは、全国にはほとんど展開していないと思われます。
そして最後に筆者からのアドバイスですが、ぜひ個人経営的な老舗のお店に行ってください。
先日、たけ川とは別によく行っていたお店(富士急ハイランドの近く)が臨時休業でお休みだったので、仕方なく近くのこぎれいな食堂?に行って吉田うどんを食べたんですが、もうね、びっくりですよ。出てきたのがただのうどん。大して歯ごたえのない麺に普通の出汁…微妙に入っていた少量の馬肉…これを吉田うどんだと思って初めて食べた人は、二度とリピートしないと思います。ギルティです。
という経験もあったので、ぜひ老舗の店舗を狙ってみてください。
次回も吉田うどんの記事を書きたいと思います!
『たけ川』
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津3371
お問い合わせ:0555-72-5022
営業時間:10:30~13:30
営業日:月曜定休